TAC日本語学舎は、コーチングをことばの教育に取り入れ、日本語と英語の教室を東京の御茶ノ水と蒲田で開いています。日本語教授法のセミナーも開催中です。

コーチング

Coaching is to draw out the best in others!
Coaching is to enhance their awareness for ownership of the issue!

職場や教育現場では、上司が部下に、先生が生徒に [教える = ティーチ] というスタイルが主流です。この [ティーチング] のスタイルでは、教える者が常に正しい知識を持っていて、それを教わる者に与えるという図式ですから、おのずと教わる方が受身になってしまいます。そのため、その人の持っている能力が発見されにくい、伸びにくい、などの弊害が生まれてしまいます。このような一方通行の教育では、教える人も楽しみを感じられず、その教育方法に限界を感じることもあるでしょう。

教える者から相手への一方通行から、相手の持っている力を上手に引き出し、その人を育てていくという発想の転換が "コーチング" です。教える者が解答を持っているのではなく、教わる者が一番よい解決策を持っているという考えです。そこで、一人一人がよりより解決策を導き出せるようサポートし、その人の成長を facilitate (学習を支援・促進) するのが、コーチの役割となります。

"コーチング" は、人の生き方を説くものでも、個々の問題を解決するためのノウハウを教えるものでもありません。それは、部下や生徒との新しい関わりあい方です。それ次第で、自分も含めて、そこに関わる人々の想像以上の力が、引き出されるのです。

"コーチング" は、 人をどう育てるのか、どうやっていいチームワークを作るのか、人をその気にさせるにはどうしかけるのか、といった相手の力を引き出すスキルです。その具体的な手法は色々あります。いい質問をしてその人の意識を高めると、受身の姿勢ではなくなりますし、自分で問題を解決しようとするようになります。段階的に責任委譲することで、主体的な行動を促すことができます。また、フィードバックの与え方次第で、思いがけないいい案が生み出されます。フィードバックは、教える者から相手への一方的なものではなく、その場にいる参加者がお互いに与え合える場を作ることが大切ですし、その内容も、すぐ行動ができるような形のものが有効です。また、教師側には学習者からのフィードバックの受け方が重要です。常に現状に満足せず、学習者からのフィードバックを受け止め、それをもとに学ぶことが教える側のスキルアップにもつながります。

TAC日本語学舎では、この "コーチング" が現時点で一番効果的な手法ということで、言語教育の現場に積極的に取り入れています。上級の日本語話者になるには、通常、1年半から2年かかりますが、コーチングを授業に取り入れることで、日本語学習暦ゼロの学習者を5ヶ月という短期間で、話すだけでなく、読み書きも含め、ビジネスで通用する日本語レベルにまで到達させています。